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猫の出てくる夢


久し振りに、昔飼っていた猫の夢を見た。

猫は昔私の子供の頃に、都心に住む叔父叔母の家に遊びに行った際、暗がりに鳴いていた仔猫を私が飼いたいと無理を言い、兄のスポーツバックに入れて、自宅へ連れ帰った猫だ。

父親と死別した私は、母と兄の庇護のもと暮らしていたが、今思えば自分が守るような対象が欲しかったのかも知れない。当時の記憶はおぼろげだからはっきりとしないけれど。

夢の中の私はまだ子供で、建て替える前の古い家の二階の部屋でパジャマを着て眠っている。
すると、引き戸の向こうから猫の鳴き声が聞こえたので、眠っている私は布団から出で立ち上がり、暗い部屋から引き戸向かい内側から引き戸を開ける。
引き戸を開けると、明るい廊下の戸前に昔飼っていた虎柄の猫が箱座りで座っており、私を見上げながら特徴ある声で呼ぶように鳴いていた。
子供の私は、いつもの様に猫を抱え上げ布団に引き込もうとするも、猫は頑に拒否をするので諦めて布団の傍に下ろす事に。
すると猫は、その場でわたし向かって私に腹をみせるように寝転がり、今度は撫でるように視線を向けた。
この猫は昔から、私が布団に引き込もうとすると、必ず拒否をしていた気がするし、私の寝ている布団の上には乗るものの中へに入らず、いつも寝るときは私の近くにいた気がする。
良い加減私は猫を布団に引き込むのは諦め、絨毯を引いた床に降ろし片手で猫の腹を撫で始めると、今度は嬉しいのか気持ちが良いのか目を細めてまた特徴ある声で鳴き始めた。
しばらくすると満足したのか、鳴くことを止めて立ち上がり、ドアの前で私に振り返り私を意味ありげに数秒見つめた後、ドア向こうの暗がりに消えた所で、今度は私が眠りから覚めた。

特にこの夢に意味はないと思うけれど、記憶が薄れる前に書いてみたが…うーんなんだろう。
私の深層に潜んでいる悩みを解消する為に、現れたのかな?
猫が死ぬ時に会いに来たにしては、良い加減時間が経ちすぎているしなぁ。
今はアレルギーの関係で毛のある動物は買わない事にしているけど、本当はすごく飼いたいし、撫で回したりモフモフしてみたり、我儘に振り回されたい。
まぁ、死んだ後も猫の気まぐれに振り回されるのも、たまには良いなと思う事にします。
記憶の中ならアレルギーは起きないしねっ?
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